上丹生 森彫刻所

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上丹生森彫刻所 上丹生仏壇をささえる伝統の技

上丹生森彫刻所 木地職
上丹生でつくられる仏壇木地の元祖は地元の成光寺を建てた由右衛門とその弟子の次郎七に遡る。弘化二年(1845年)のことである。
そして、明治維新の頃、次郎七の子治郎七が彫刻の元祖といわれる勇助の勧めで仏壇の木地を始めたといわれ、彫刻の流れにも合流する。
周囲に山が迫る谷間には良い木材が産出。昔から大工、木挽、指物、彫刻など木にかかわる職業が多いのは自然の成り行きである。地元の良質な木材を選び乾燥させて、量産ではなく一つ一つ丹念に刻み組み立てる指物。手の確かさによる寸法どおりの仕上がりは、時には夜なべも辞さない忙しさとなる。大型の中央経済の動きとは関係のない世界である。
上丹生の風土に合ったライフワークとしての誇りを持ち、連綿と「好きだから続いている」という言葉には妙に説得力がある。仏壇づくりは、先ず木地から始まる。

上丹生森彫刻所 木地職 上丹生森彫刻所 漆塗り職人

上丹生森彫刻所 漆塗り職
丹生漆といわれる上丹生で仏壇木地の漆塗りが始まったのは、明治三十年代はじめのこと。
漆は自然そのものなので、乾湿温度差などの気象条件に厳しく、加えて埃を嫌うので上丹生谷はそれらを満たすには絶好の環境なのだ。
良質の木材と確かな技術による木地を受けて、その下塗りで全てが決まってしまうという基礎分野の重要さが問われ、それだけに神経を集中させなければならない作業である。気持ちよく仕上がった時は素直に「嬉しい」と、出来上がったものとの交流は芸術の境地に違いない。
耐用年数の限られた今どきのものと違い、経年変化による美しさが加わる漆は奥が深く、英語でジャパンともいわれ、昔から伝承する日本を代表する工芸の一分野でもある。

上丹生森彫刻所 錺金具職  
全国で十数人しかいないという地彫りの出来る錺金具職 ―――― 仏壇を飾る金具の職人は上丹生とその周辺地域に六名住んでいる。能率重視の今日なお、コツコツと地味な仕事に励む理由は、上丹生の自然と歴史と精神的な風土によるところが大きく、潜在的な文化的基盤を物語る。道具の種類が多く、キリタガネ・スキタガネ・ホリタガネ・ジボリタガネ・ケボリタガネ・ナナコなど数えると五百とも六百とも。 上丹生森彫刻所 錺金具職
金具は丁番や引き手など、仏壇の内外を飾る各部分に取り着けられ、紋様の種類も多く、終始手作業でつくられる。
明治中葉に上丹生で始まり、仏壇以外に御輿や寺院用錺金具などの工作もしていた。

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